平成29年11月15日(水)、愛媛県トラック総合サービスセンターにて「平成29年度 高速道路災害図上訓練(DIG愛媛)」が開催されました。
DIG(災害図上訓練)とは、
D = Disaster (災害)
I = Imagination (想像力)
G = Game (ゲーム)
の頭文字を取って名付けられた、誰でも企画、運営できる参加型の図上訓練のことです。
今回、愛媛県高速道路交通安全協議会は、オブザーバー(視察員)として、
プレーヤーである県内の警察・消防・医療関係者・JAF・NEXCO関係のみなさんのDIGを視察させていただきました。
今回のDIGは、
【前提条件】1.日時 2.場所 3.気象状況 4.交通状況 5.道路構造 を指定した中で交通事故が起きた際、各機関の対応はどのようにしていくかという内容でした。
高速道路で事故が起きたとき、各機関はどのような動きを取るのか...
まずは図面にミニカーを置いて事故状況を把握しよう...
高速道路の速度規制を50km/hにして...通行止めにするか...現場までどれくらいの時間で行けますか...どのような交通事故なのか当事者等に確認して...傷病者はいるか...トリアージスポットの確保がいる...救急車は必要か...救急車は逆走して入ってくるのか...通行止めにより通行車両はいなくなったかクリア確認をしてから救急車を入れよう...ドクターヘリの出動を依頼するか...ドクターヘリは高速道路のどこかに着陸できるのか...救急車は警察車両が先導して逆走進入できるのか...傷病者の搬送先はどこにするか...レッカー車が必要か...通行止め解除は可能の状態か...落下物等がないか確認してから解除ということになります...統括で指揮する人はどこにいるのか、またどの機関なのかが課題ですね...
といったように、仕事内容は各機関で全く違うので、機関間での連携・情報共有が大切だということがわかりました。
また、交通事故を起こすことで、これだけの機関と人員が必要だということもわかりました。
高速道路は一般道路よりもスピードが出ておりますので、被害も大きくなります。
普段から安全運転を意識して、高速道路を利用しましょう。